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ミミッキュ
ミミッキュ育成論
今回は7世代で登場した新たな脅威であるミミッキュの紹介です。
ミミッキュとは
7世代で登場したゴースト/フェアリーポケモン。
優秀なタイプを組み合わせていることから、SM発売前から性能も優秀だろうと予想されていたが、
そんな予想を遥かに上回る高い性能を持ち、今ではレート使用率1位という功績を残している。
いくらタイプが良さげであるからといって、何故こんなことになったのか
そう、それは特性「ばけのかわ」のせいである。
この「ばけのかわ」は、『どんな攻撃も一度だけ無効化する』というトンデモ効果を持っており、常にプレイヤーたちに批判を浴びている。
この効果は、7世代で登場した「Zワザ」ですら無効化し、本体には一切ダメージが入らない。
更にはこのポケモン、「つるぎのまい」という『攻撃ランクが2段階上昇する」といういわゆる積み技を持っており、相手の技を化けの皮で無効化しつつ剣の舞で攻撃ランクを上昇させるという戦い方ができる。
種族値こそ低いが、攻撃が2段階上がった状態では受けられるものも受けられない。
これだけには飽き足らず、威力40の先制技まで有する。
とにかく言ってしまえば頭のおかしい性能をしているのだ。
ちなみにウルトラサンムーンでは何故か専用Zを手に入れている。
種族値
HP |
55 |
攻撃 |
90 |
防御 |
80 |
特攻 |
50 |
特防 |
105 |
素早 |
96 |
合計 |
476 |
他の強いポケモンと比べると、種族値はどれもあまり突飛していない。
合計種族値は低い方だが、配分に無駄なところがあまりなく、非常に優秀。
必見すべきは「素早さ」で、なんと95族を1上回る96。
ポケモンで素早さの数値が大事なのは言わずもがな。
また耐久力も意外とあり、特殊方面であればある程度耐えることもできる。
物理方面に振ってもいい感じに硬くなり、まさに素晴らしいの一言。
特性
特性は化けの皮以外存在せず、(極一部を除いた)「ふゆう」持ちと同じように第二特性が追加されることはないと思われる。
化けの皮の効果は、一度だけ相手の技のダメージや「混乱」状態による自傷ダメージを無効化し、人形の首が折れた状態にフォルムチェンジするというもの。
状態異常や天気、特性、道具によるダメージなどには影響せず、本体のHPが削れ化けの皮は残った状態となる。
また、「かたやぶり」などの特性を効果を受けずに攻撃できる特性も化けの皮が残った状態で本体のHPが削れるような形になる。
なお「スキルスワップ」や「いえき」の効果は受けない(技が失敗し化けの皮も残る)。
どんな技でも一度だけ無効化にできるため、特性頑丈持ちや持ち物のタスキ同様ストッパーの役割が持てる。
HPが減らない、ステロスロックで妨害されないなどの点を踏まえるとタスキよりかなり優秀である。
もっとも特性の頑丈は一撃技が無効というこちらにはない利点を持っているが。
タイプ相性
×4 |
なし |
×2 |
霊/鋼 |
×0.5 |
なし |
×0.5 |
虫 |
無効 |
無/格/竜 |
耐性が優秀とは言えないが、無効化できるタイプが3つあるのは特性の性能上高く評価できる。
耐久に振れば弱点を突かれない限り1発で落ちることはあまりないため、弱点が少ないのもかなりの高評価。
しかしゴースト/フェアリーの必見すべき箇所は耐性ではなく、その技範囲である。
フェアリー技を半減できるタイプは「炎/毒/鋼」の三つのみで、ゴースト技を半減以下にできるタイプは「無/悪」の二つのみ。
この技範囲を半減以下にできるポケモンはカエンジシのみである。
弱点を突けるタイプは多くないが、等倍の範囲が広いためタイプ受けを行うようなポケモンに対しては強く出ることができる。
採用されることが多い技
技名 |
威力 |
備考 |
じゃれつく |
90(135) |
主力技で、専用Zワザであるぽかぼかフレンドタイムの元技でもある。命中率は90とやや不安だが他にまともなフェアリーの物理技がないためこれを採用しざるを得ない。地味ながら10%で相手の攻撃を1段階下げる効果を持つ。 |
シャドークロー |
70(105) |
主力技その2威力が低く剣の舞を積んだ後でも火力不足を感じることが多い。急所に当たりやすいという効果を持つが、Zワザにした場合この効果は無くなる。 |
かげうち |
40(60) |
タイプ一致の先制技。威力は40なのでシャドークローの半分に近いダメージを与えられると考えてもよい。少しHPが残った相手を先制でトドメを刺せるため、かなり有用。 |
ドレインパンチ |
75 |
相手に与えたダメージの半分だけ自分のHPが回復する技。威力が低く弱点を突いたとしてもダメージにあまり期待ができないため、採用率は低い。ちなみにこの技の採用率は3%ほどだが、カクトウZ持ちは0.5%にも満たない。 |
つるぎのまい |
― |
攻撃ランクが2段階上昇する補助技。アタッカー型には必須と言っても過言ではない。 |
のろい |
― |
自分のHPを最大HPの半分だけ減らして、相手を「のろい」状態にする。この「のろい」状態は『毎ターン、対象者のHPが最大HPの1/4ずつ減る』という効果を持つ。 |
トリックルーム |
― |
5ターンの間、素早さが低いポケモンから攻撃できるようになる「トリックルーム」を展開する補助技。なお電光石火などの必ず先制できる技には無効。優先度-7 |
ちょうはつ |
― |
3ターンの間、相手は攻撃技しか出せなくなるという補助技。挑発をしたターンに補助技を選択していた場合、「○○は挑発されてステルスロックが出せなかった!」と出る。 |
みがわり |
― |
自分の最大HPの1/4だけ減らし、身代わりを出現させる補助技。身代わりのHPは減らしたHPと同じ数値になる。 |
いたみわけ |
― |
自分と相手のHPを2匹の残りHPの平均値にする補助技。(足して2で割る)。 |
おにび |
― |
相手を「やけど」状態にする補助技。「やけど」状態になったポケモンは、物理攻撃力が半分になり、毎ターン終了時HPが最大HPの1/16ずつ削られていく。採用率はあまり高くない。 |
全体的に技威力が不足しているため、それを剣の舞で補うのが基本的な形となる。
固有の特性では飽き足らず、技はゴーストタイプ特有の優秀な補助技を多く覚え、非常に厄介。
パーティからおおよその見当は付くが、そこからアタッカーだと思ったら呪いや鬼火で場を荒らされたなんてこともある。
しかし多くの補助技を覚えてもアタッカー型が6割以上を占めているということは、それだけアタッカーにさせておくのが強いということだろう。
基本ミミッキュ
性格 |
ようき
いじっぱり |
努力値 |
H4/A252/S252 |
持ち物 |
ミミッキュZ
ゴーストZ
フェアリーZ
いのちのたま
きあいのタスキ |
確定技 |
じゃれつく
シャドークロー
かげうち
つるぎのまい |
最大火力を維持しつつ、95族をちょうど抜けるSを活かした型。
性格は完全にお好みで、火力が低くなっても素早さを確保したいというなら陽気、少しでも火力を上げたいというのなら意地。
持ち物の選択肢が幅広く、どれもそれ相応の真価を発揮してくれる。
ミミッキュZでは剣舞1積みで大抵のポケモンを吹き飛ばすことができ、ゴーストZではミミッキュが苦手とする鋼タイプ(ナットレイやテッカグヤ、メタグロスなど)を剣舞シャドクロZで強引に突破することが可能となる。
命の珠は一度きりのZと違い常に火力を補強することができ、B4ガブリアスをじゃれつくで、B4カプ・テテフをシャドクロで高乱数1発に押し込むことができる。
気合の襷では火力補強こそできないが、化けの皮と襷の二段構えにより行動回数が増えるため、その間に剣の舞を使えば実質的な火力補強になり得る。
また、トリックルームなどの補助技を使う際にも意外と有用。
フェアリーZはミミッキュZの劣化だと思われがちだが、実はミミッキュZが接触に対してフェアリーZは非接触なのである。
ゴツゴツメットや鉄の棘、静電気を気にするのであれば少々火力は落ちるが、ミミッキュZではなくフェアリーZにするのもよい。
技は上記のもので完成されていると言っても過言ではない。
どうしても他の技を入れたいのであれば、シャドークローを抜いて入れるのが安定だろう。
HAミミッキュ
性格 |
いじっぱり |
努力値 |
H228/B12/A252/D4/S12orH244/A252/B12 |
持ち物 |
いのちのたま
ミミッキュZ
ゴーストZ
フェアリーZ |
確定技 |
じゃれつく |
選択技 |
かげうち
つるぎのまい
シャドークロー
ドレインパンチ
のろい
トリックルーム
ちょうはつ
いたみわけ |
素早さを捨て耐久に振り行動回数を確保したミミッキュ。
前者の努力値はAに全振り、H10n-1調整まで振った余りBDS。
持ち物は命の珠or各種Zクリスタルから選択するが、この型では命の珠を推奨したいところ。
ゴーストZを採用するのであればシャドークローは必須なのでじゃれ/かげうち/剣舞/シャドクロの技構成になる。
かげうちも一応ZワザにすることはできるがシャドクロZと威力が40も違うので微妙。
トリックルームを採用したいのであれば、後者の努力値振りがオススメ。
と言っても調整はあまり変わらないのだが。
トリルミミッキュはじゃれ/かげうちorシャドクロ/のろい/トリルといった構成がメジャーとなる。
ABミミッキュ
性格 |
いじっぱり |
努力値 |
H164/A140/B196/D4/S4orH100/A156/B252 |
持ち物 |
ミミッキュZ
フェアリーZ |
確定技 |
じゃれつく
かげうち
つるぎのまい
シャドークロー |
メガバシャーモのフレアドライブや1舞メガギャラドスの滝登りを確定耐えまで振り、返しのフェアリーZ(ミミッキュZ)で確定1発にできるように振ったもの。
耐久にガッツリ振ることにより、等倍であれば一撃は耐えてくれるという耐久力を持った。
ただでさえ火力不足なのに更に火力を下げてどうするのかという声もあるが、他の型であっても剣舞で補うことに変わりはないのであまり気にすることもない。
持ち物はメガバシャやメガギャラにお仕置きするためミミッキュZまたはフェアリーZで確定。
H164/A140/B196/D4/S4の耐久目安
A特化メガギャラドスの1舞滝登り確定耐え
A特化メガラグラージの雨下滝登り確定耐え
A特化メガバシャーモのフレドラ確定耐え
A特化メガメタグロスのバレパン確定耐え
A特化メガハッサムのバレパン確定耐え
A特化ミミッキュのシャドクロ確定耐え
A252メガボーマンダの捨て身高乱数耐え(93.7%)
A252メガリザードンXのフレドラを高乱数耐え(93.7%)
A252メガガルーラの地震乱数2耐え
A252鉢巻ガブリアスの地震確定耐え
+2一致イカサマ確定耐え
ミミッキュ対策
メガボスゴドラ
フェアリー耐性があり脅威の物理耐久を持つ。剣舞2積みシャドクロZも耐えることができるため、後出しから安定してミミッキュを処理することができる数少ないポケモン。
ナットレイ、テッカグヤ
そこそこの耐久を持つため、対面からであればゴーストZミミッキュでも突破することができる。相手がミミッキュZ持ちあれば後出しも可能。ただしゴーストZに後出しする場合、剣舞→剣舞→ゴーストZで倒されてしまうので注意。
ミミッキュには対策と呼べる対策があまりない。
しかし、皮さえ剥がしてしまえば上から高火力で殴れば、耐久にガッツリ振ってある型以外は大抵落ちるので、とんぼルチェンで皮剥がし→ミミッキュに有利なポケモン(鋼タイプなど)を出すのような処理が一番安定する。
皮が剥がれていればミミッキュを倒せるポケモンも多いので皮剥がしを優先しよう。
死に際のポケモンに先制技を撃たせるのも有効ではあるが、ミミッキュより速いポケモンでなければ、かげうちで倒されてしまうので注意。
ミミッキュの基本情報
正体を見てはいけないポケモン 見た目は上半身がピカチュウ、下半身がキノココに似た姿をしているのが特徴。
分類 |
ばけのかわポケモン |
タイプ |
ゴースト/フェアリー |
高さ |
0.2m |
重さ |
0.7㎏ |
特性 |
ばけのかわ(1回だけ相手からの攻撃のダメージを防ぎ、姿が変化する) |
ミミッキュは常に布を被って生活をしている。布の中のミミッキュの正体を見た者は、謎の病に苦しむと信じられてお
り、絶対に見てはならないとアローラ地方では言われている。
ミミッキュは日光を浴びると体調を崩してしまうため、暗い場所を好む。布を被っているのは日光を避けるためと言わ
れている。ミミッキュはピカチュウに似た姿をしていると言われているが、実は自身の能力によるもの。普通の布きれ
に、目や口の模様を浮かび上がらせてピカチュウに姿を似せている。
ミミッキュは寂しがり屋で、自分の姿をピカチュウに似せているのは20年ほど前にピカチュウのグッズが流行った際、
ミミッキュがその姿なら人間と仲良く出来ると考えられたためと言われている。
公式サイトより引用
ミミッキュ新ポケモンピカチュウに似すぎwww【サンムーンミミッキュ】-YouTube
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